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「ねぇ、めぐみ。金曜の夜、コンパあるけど。」
「しかも、相手は医者や弁護士の卵ばかりなんだって!」
「もちろん、めぐみも行くわよね?」
「当たり前でしょ!」
食品を扱う、とある商社。
めぐみは大学卒業後、事務員として就職していた。
(今回こそ、頑張るぞ!)
みのりと駿介が青い光に包まれた話を聞くと、自分に自信を持つようになり、同僚のコンパの誘いには必ず行く事にしていた。
同僚達がコンパの話を終え、めぐみから離れていくと、入れ替わるように、同期の斉藤が話しかけてきた。
「なぁ、小笠原。」
「どうしたの?」
「今日、夜空いてるか?」
「別に空いてるけど。」
「ちょっと、付き合ってくれないか?」
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