機内モード

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機内モード

 飛行機に乗った時に、携帯電話の電源を切るのは、今や常識になっていますよね。子供から大人まで、みんなが実践している大切なマナーです。しかし、電源を切らなくてはいけない本当の理由を知る人は、まだまだ少ないみたいです。  私は、オカルト研究家として、この問題に真正面からぶつかった過去があります。今回はその時のことをみなさんにお伝えしようと思います。  ところで、飛行機は高度何メートルくらいを飛行しているのか、みなさんはご存知でしょうか? 分かる人いますか? はい、君。 学生「1万メートル?」   そうですね。君の名前は?  学生「Mです」 ありがとうM君。飛行機は約1万メートルから1万3000メートルの成層圏と呼ばれるところを飛んでいます。この高さこそが、これからお話しする現象にとって重要なポイントになります。なぜかといいますと、霊界の入口がその高さから始まるんです。 学生「笑」  笑い事じゃありませんよ。みなさんもそのうちお世話になる場所なんですから。霊界といってもランクがあります。下級霊界から始まり中級、上級などです。実際はもっと細分化しているのですが、今日は大雑把に「上・中・下」に分けます。そのうちのもっとも下位に位置づけられている下級霊界が、ちょうど高度1万メートル付近なんです。  下級霊界というのは、あまりいい場所ではありません。煩悩の多い人間が死んだ時に、その魂がたどり着く場所だからです。犯罪者や自殺者の霊は地獄に堕ちたり、自縛霊になって地上をさまよい続けるので、下級霊界にはいけません。例えば女癖の悪い男とか、金遣いの荒い女とか、噂話や人の悪口ばかり言ってる人。そういった煩悩が多いけど地獄に堕ちるまでもない微妙なレベルの人の魂が集まるのが下級霊界です。当り障りのない普通の人生だと中級霊界ですし、行いの良い人は上級霊界にたどり着きます。  飛行機は、その下級霊界の中を飛んでいる状態なんです。すごいですよね。人間の文明というものは、あの世の高さまでとっくに辿りついていますし、日常的にその中を通過しているのですから。もちろん人間が肉眼で霊界を確認できるわけではありません。飛行機の窓から霊が見えてしまったら大変な騒ぎです。
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