『 匣の中の僕ら 』

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 僕は、何か明かりになりそうな物がないか枕元あたりを手探りで探してみた。  スイッチのついた何かがある…  スイッチを押してみると、百均で売っていそうな簡易型のライトが点灯した。  僕は、とりあえず明かりが灯ってホッとする。  ライトを手に持ち暗黒の部屋を照らしてみる…  どうやらその部屋は四畳ぐらいの大きさで、  ベッドの横には古ぼけた小さなテーブルがあり、  壁際にはクローゼットもある。  他には特に何もないように見える。    かなり狭いがマンションかホテルの一室のようだ。  
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