第2章 真夜中の行脚…だけど視られてない?

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ウォルゴ「やれやれ…敵につけられさえしなけりゃ朝飯を食べれたのにのぅ…」ウィロスタ「まぁまぁ…後で何かつまみましょう、町のパン屋でしっかりと購入してきましたから…。」ウォルゴ「おぉ…そりゃあ…ありがてぇこった。」 ミシュト「魔物はウォルゴの力で消滅させたから安心だけど…やっぱり気になるわね…。」 ミスレ「うむ…幸い妾の力で周りは明るくしているが…さて…どうなるかな…」 ???「むにゃむにゃ…もう食べれないよぉ…」 ヴォンッ ???2「こらっ!なにを寝ぼけているのだ!ウォルゴ達はもう町を離れていったぞ!」 ???「へっ…?う、うそ…でも…こんな夜中に…」 ???2「馬鹿者!早く追わぬかっ!!」 プツンッ… ???「無理だよぉ…でも、文句は嫌だから…いくかぁ…」 グラーバン「ふぅ…大分町から離れましたね… 次の町までどれくらいですかね…」ウォルゴ 「うむ…あと1~2時間というところか…。」 ミシュト「町に着くまで追っ手がこないと良いのだけれどね…。」ミスレ「うむ…それが一番気がかりだな…。」 ???「うぅっ…一体どこにいるんだあぁ…アサシンなのに真っ暗闇は嫌いだし…私…辞めたいよおぉ…」 パキッ… ウォルゴ「うん?だれかいるのかのぅ…?」???(やばっ…見つかったか!?) ウィロスタ「誰がいたら返事をしてくださーい。」 ???「…お腹空いたよおぉぉ…助けてぇぇ…。」 ピキーン ウォルゴ「ウィロスタ君、パンを1つくれたまえ。」ウィロスタ「は、はい。」 ミシュト「怪しいわね…」ウォルゴ「おぉい、パンを持ってきたよ、居るのなら返事をなさい…。」 ???「助けてぇ…」 ウォルゴ「むっ、そこだなっ…」 ???「お腹空いた…おじいさん助けてぇ。」 ウォルゴ(何!?このシチュエーション…最高じゃないですか!?声の主は超絶美女、しかもスタイル抜群…くうぅ~) ???(何…この爺…私を凝視してるんだけど…) ウォルゴ「いやぁ…君か…声の主は…女性がこんな夜中に出歩いてはいけないよ、ほら… パンと少ないが宿賃の代わりにしなさい…。」 ???「おじいさん、有り難う。」ウォルゴ「いやいや…大丈夫じゃ、それではな。」 ミシュト「ウォルゴ~なにニヤニヤしてるのかな~?」ウォルゴ「いや…何でもない、ほら町が見えてきたぞ。」ミシュト「怪しい…」
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