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「宗谷さんーっ宗谷さんはーっ宗谷さんが死んだんだのっ宗谷さん死んじゃったのーっ」
「…零…零…今、零の目の前にいる僕は死んでなんかいないよ、だから此れから又一緒に行こう、又一緒に高みの世界に行こう」
「……はいーっはい宗谷さん」
スーッと指を口許に持っていって僕の口を塞ぐ、宗谷さんと僕は所謂付き合っていた。
同性愛が認められて直ぐに、僕と宗谷さんは結婚をしょうとしていた。
「零、宗谷さんじゃないよ、今度こそ宗谷零になるんだから」
「ーっはい冬司さん」
ギュッと冬司さんが僕を抱き締る、僕の大好きな冬司さんの香り。
僕の大好きな大切な神様。
僕の大好きな大切な恋人、最愛の人。
僕の魂。
僕の世界。
僕の世界は冬司さんが見せてくれる。
僕の小さな世界は冬司さんが居なければ成り立たない。
僕の小さな世界は冬司さんのお陰で大きな世界に変わる。
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