-12-「クラン とは」

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────…朝 セノン 「だーかーらー!入んないわそんなん!」 ハンプティ 「今ならなんとコンドーム付けるよぉ…?」 セノン 「全然サプライズなサービスになってないから」 ハンプティ 「今ならおいらも付いてくるよぉ~!」 セノン 「んな生ゴミ渡されても」 しん 「なにやってん…?」 むにゃむにゃ セノン 「やっと起きたか こいつがクランに誘ってくるんだよ、断っちゃって」 しん 「クラン?チームみたいなの組むってこと?」 ハンプティ 「そうだよぉ。同業者同士で組合を作ってぇ、情報交換とかするんだよぉ ねね、お願い。わりと良いとこなのよぉ?」 しん 「なんてクランですか」 ハンプティ 「『ネオノス』ってクランだよぉ。君たちは特別に入れてあげるからぁ」 しん 「なにやってるんです?」 ハンプティ 「定例なのは月一の飲み会くらいかなぁ」 しん 「サークルかな」 ハンプティ 「んもぉ、良いお話だと思うのにぃ なんたってぇ、ここの人たちはきっと君たちの助けになると思うからぁ」 しん 「そうなんです?なんで」 ハンプティ 「オッヒョッヒョッ。秘密だよぉ ちょっとだけ見てみない?先っぽだけでいいからぁ、ね?」 しん 「んー… ハンプティさん。それ、イタズラで言ってるわけじゃあないんですね?」 ハンプティ 「そうだよぉ。君たちのためを思ってるのぉ」 しん 「なんでそんなに親身に?」 ハンプティ 「だってぇ、可愛い子ばっかりだしぃ おいらねぇ、リプトちゃんが好みだよぉ?」 しん 「…なに隠してるんです?」 ハンプティ 「まぁ悪いことはしないからぁ。お話だけでも聞いてきたらぁ? どうせ君たちはぁ、冒険者ギルド本部に追われてるんでしょお?つおーい仲間はいた方がいいよぉ」 しん 「ふむ… セノン。行ってみよう」 セノン 「また騙されて監禁されたら?」 しん 「それなら昨晩のうちに監禁出来た」 セノン 「む…た、確かに」 しん 「さっ、みんな起こして。これからの手掛かりになるかも」
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