第4話 広紀と鋼太郎の一番長かった夜について

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「…それかあ」 「はい…」  優留の泣きそうな声を聞きながら、広紀も溜息をついた。 「神崎くんならもっと気が利いたこと言うのかなって思ってたんだけど、結局君たちもそれなんだ」 「そんなもんですよ…」  君たちもって…じゃあ広紀も言ったのか。鋼太郎に…。と察した優留だが、ここは気付かない振りをしておくべきだと惚けておいた。
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