第1章

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新天地を目指して来た一団が上陸した。 彼らの前には広々とした大地が広がる。 最初に上陸した一団の後ろから、同じように新天地を目指した仲間達が次々と上陸して来た。 上陸した彼らの目に、そこは楽園として映る。 だが彼らを待ち受けていたのは目に見えない悪魔だった。 最初の一団が上陸してから数日経ったある日、最初に上陸した物達の1匹が高熱を発し血反吐を吐いて息絶える。 最初の1匹に続き、上陸した物達は次々と高熱を発し血反吐を吐いて息絶えて行く。 先に上陸した物達だけでなく、上陸したばかりの物達もまた同じように息絶え、波打ち際に死体を晒した。 夥しい数の死体が海岸の砂浜を埋め尽くす。 それは1つの種の絶滅を意味している。 1つの種の絶滅を意味しているだけでなく、魚類から両生類に進化する物達の絶滅を意味し、その星の進化の過程が大幅に遅れる事をも意味していた。
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