小さな記憶

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小さな記憶

私がお腹に宿った日、 パパもママも喜んだのかなぁ... 私はどうして、ここに産まれて来ちゃったのかなぁ... すごく... すごく... 寂しくて、哀しくて... 私は、いらない子なんだ... まだ幼稚園児だったはずなのに、そんな事を思ってた。 今思えば... 大人には、とても扱いずらい子供だったと思う(笑) 『この子は、父親の愛情をしらない子』 私は、母親にそう言われて育った。 私が物心ついた時には、よく言ってた言葉。 そう... だから、産まれなければよかったと思う様になったんだ。 小さな小さな心が... どれ程傷つく言葉なのかも気付かず、何度も何度も私の目の前で...私に聞こえてても... 全く気にせず言われた言葉。
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