霊は天井から降ってくる

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目が覚めたら、天井に見知らぬ男の顔が浮かんでいた。 その顔がニヤリとする。 私は天井の男と目が合うと恐怖のあまり身動きが取れなかった。 その男は、すーっと私の体の上に乗っかると、至近距離でじっと見つめた。 恐怖が最高潮に達する。 胸は男が乗っかる重さで苦しくて、息がなかなかできなかった。 「た……た……た……す……けて」 叫ぼうとするけど、かすれた声しか出ない。
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