*プロローグ*

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*プロローグ*

当たり前にあった日常を ──これからも永遠に続くと疑わなかった未来(さき)を 何の前触れもなく突然失って ──理不尽な力で壊されて、奪われて 何の色も持てなくなったあの頃の小さな私が ──総てを捨てさせられた器だけの肉体に 取り戻した最初の色は ──もう一度ココロを吹き込んでくれた貴方は 眩いばかりの紅色でした。 ──その時から私の命(みらい)そのものになりました。
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