3人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
星空
ーーそれは、幼い頃に見た故郷の星空。
大小様々にはためく光は星のダンスパーティ。
ひしめき合う星々は隙間を縫いつつ、ゆったりとしたワルツを舞い、軽快なタンゴを踊る。
飽くことなく夜空を見上げ続ける少年。
一際強く輝く星を見つけた少年は、その星に思いを込める。
いつしか、あの星のように輝くようになるんだ、と。
その表情は夜空の舞踏会に負けぬ程、きらきらと煌めき光り輝いて。
……いつまでも。
……いつまでも。
最初のコメントを投稿しよう!