それはまるで宝物の様な

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それにボクがまた喜んでいると、驚いた事に彼はその場で立ち上がった 「あ、危な…」 「じゃあ家まで競争な、兄貴」 そう言って何でもない様子でそこから飛び下り、彼は走り出してしまった 「ちょっと待って、暗いから危ないし、迷子になるよ」 慌ててボクも懐かしいジャングルジムから下り、兄弟で追いかけっこしながら家まで帰った そして、家でボク達を待っていたお母さんにめちゃくちゃ怒られた
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