悪魔の存在

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「あなたたちは誰ですか?ここは入ってこれないはずなんですけど」 ここはゴミ荒らし(人)を防ぐため、店員以外は入れないようになっている。 「まあ、飛んできましたから」 「飛んで…?」 「きみはこの世に不満があるんでしょ?だったら来てよ」 「はい?」 なにをいっているんだこの人たち。 「ようこそ、私たちの世界へ」 そう思った時には、いつの間にか、どこかの草原にいた。 あるのは、テーブルと椅子だけ。 「えっ?ここは?」 「だーかーら、僕たちの世界だって」 意味わかんないんですけど。 「ああ、申し遅れました。私、こういうものです」 「あっ、ぼくも!」 渡された名刺を見る。 なんでも願い、叶えます。 悪魔 アイム 悪魔 バラム 「悪…魔?」 「はい。そちらで言う、悪魔です」 そして、冒頭に戻る――
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