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都会にそびえ建つ極寒の城
今や日常的にスーパーやコンビニなどでもよく見かける冷凍食品。
製造はもちろん在庫管理も人の手が介入してくる。
我々は普通に生活していればほとんどその内情を知ることはない世界である。
在庫管理をする場合、そのほとんどは各地にある倉庫の密集地帯に拠点を置いていることが多い。
大きくそびえ建つソレはある種の監獄や要塞にも見える。
冷凍食品を販売する企業は『城』に見えているのかもしれない。
その城に多くの食品が眠っている。
もちろん冷凍食品の在庫を収納するため、城の中は極寒の地になる。
城の中は冷蔵と冷凍の部屋がそれぞれ振り分けられており、トラックの積み下ろしをするのは基本的には冷蔵。チルドと呼ばれる場所で行われる。
大きく広がるトラックバースの反対側に金庫のように分厚い扉がある。
その分厚い扉は冷気を逃がさないためのもので、その扉の向こうにはマイナス10度を下回る超低温の世界が広がる。
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