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東風神社
周りを見ると畑の周りに民家がポツポツとあり、辺りはまだ森林が多く茶屋などもあまりないこの街に辿り着いたのはいいが……
「隣の町とはまた全然違いますねぇ」
「冬弥、あの森の向こう……」
「漆、見てきてくださいよ。あくびばかりしてるんですから」
仕方ないと、漆黒の親狐の漆が空を翔て見に行き、純白の親狐の琥珀が「どうやらいくつか社があるようだねぇ」と呟く。
「社……ですか。啓示が降りればいいんですけどねぇ」
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