戯言

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 さて、何から話そうかと少し悩んでみたのですが、まず、私のことから少し話そうと思います。  私は、見てのとおりというとおかしいのですが、まだ十八にも満たない、世間知らずの小娘です。なので、もちろんのこと、お酒の味も、子供をうらやましいと思うことも知りません。本当に何も知らない、そんな娘なのです。  そんな私は、将来のことをそろそろ見据えながら、毎日を過ごしています。最近は特に忙しい日々を暮らしていますが、とても充実しています。  友人との関係に悩んでいることも多いですが、私は死にたいだの、苦しいだの思ったことはありません。つらく苦しいときが時たまあるからこそ、日々の嬉しさや楽しみがよりよいものになるのだと思ってます。  私は、今の自分の人生に不満は一切ありません。  ですが、私は充実している日々をただ語ったり、自分の人生論を語るために貴方の貴重な時間を頂いているわけではありません。  実は、今回、私の趣味について話そうかなと思って、貴方に声をかけたのです。  人の趣味について聞くことは、人によっては退屈かもしれません。ですが私は人の趣味について聞くことも、自分の趣味について人に語ることも、どちらも好きです。  なので、私が話をし終えた後、もし貴方さえ宜しければ、貴方の趣味についてもお話していただけないでしょうか?  貴方が私の話に最後まで付き合ってくだっさたのと同じように、私も貴方の話が尽きるまで、最後までお付き合いしますよ。
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