ずっと、僕の傍にいて

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彼女が僕に一糸まとわぬ全身をまともに晒すのは初めてだ。 どうしても眺めたくて、僕は少し体を起こした。 すると彼女は途端に泣きそうな顔になり、僕の視線から逃れようと両手で身体を隠しながら身を捩った。 両目はぎゅっと閉じられている。 僕の反応を見るのが怖いのだろう。 僕がこれまで見てきた中で、彼女は自分が女であることを何かと否定し、引っ込めようとしがちだった。 最初の夜の身の上話によると過去の男で自信を失うことがあったようだし、あの時に見ず知らずの僕で力試ししようとしたのもそのせいだろう。 その後も僕の前では破れかぶれ的に挑戦していたが、そこにもいつもコンプレックスが見え隠れしていた。 僕の部屋でのストリップには、決死の覚悟が要ったはずだ。 あの時、すでに僕を好きでいてくれたことを考えると、彼女の勇気に胸が詰まった。
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