長い夜のお話

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「恵人、このままでいいから。  奥まで来て。  俺、今、スゴく嬉しいんだ。  やっと、お前を受け止められると思うと。  なぁ、お前は?  ちゃんと気持ちよくなれてるのか?」 足を抱え上げられて、あられもない姿を晒して、いつもならきっと、恥ずかしくて耐えられない。 こんな姿も、こいつの前なら… 「タケシ…  そんなに可愛い事言われたら…」 俺に被さるようにして、胸元に顔を埋める。 ふたつ折りにされた俺は、今ほど、自分の柔軟性の高さに感謝したことはない。 普通じゃあり得ない体勢。 反動で、奥へ進んだアイツ自信の嵩が増した。 火傷しそうな程熱く、最奥まで突き上がる衝撃。 「アッ!…ゥン…」 「アッ…タケシ…今ので…全部入っちゃった…」
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