史上最低のメガネ系男子

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 これは…とある男の悲しき体験談だ。  発端は親しくしていた女性から合コンの誘いを受けたことから始まる。  しかし、こういう時に限って同僚が捕まらない…もしくは彼女持ち。  追い詰められた俺は地元である岐阜県からメンバーを募ることにした。  少なくとも、二人は女に飢えている連れがいる。だが、問題は距離だ。  俺の職場から岐阜までは一時間は掛かるだろう。更に会場が悪かった。  場所は豊橋。分かる人なら分かるが愛知県の東端に位置しているのだ。  その距離は軽く見積もって100km以上はある。片道4時間は掛かるだろう。  こんな悪条件でも、あの男なら来てくれるだろう…俺には心当たりがあった。  その名はメガネ。ヒョロッとした体格に褐色肌が特徴の眼鏡男子である。  あまり、人のことは言えないのだが…彼は激しくモテない男であった。  そして、俺はメガネの想いを逆手に取って利用するという悪魔の手段に出た。  結果、メガネは『…行くに決まっとるやん』と二つ返事で話は進んだ。  これが意味するのは運転手もGET。同郷の連れも載せて来れるということだ。
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