8 暁君の華麗なる恋愛計画の全貌

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『ひよ、俺以外の男を信用しちゃダメだよ?』 『どういうこと?』 『俺以外の男としゃべったり、遊んだりしちゃダメって事』 『わかった!』 『暁君!またうちのひよりにちょっかいかけて!ひより、帰るぞ!』 ひよとの時間を楽しんでいると壮亮が邪魔しにやって来た。 失せろ、カス。 と言いたいが、未来の義兄だ。 ここは笑顔で我慢。 俺が我慢していたら、何故かひよは身動きすらせず無言で何も壮亮に返さない。 『ひより?』 『……』 再び壮亮が訊き返しても無言。 あ、もしかして。 どうやら俺の言いつけをひよは守ってくれているようだ。 あぁ、一々可愛すぎる……。 『ひよは俺と遊びたいんだって』 『何でお兄ちゃんより暁君を選ぶんだ!ひよりー!』 近所迷惑な程、泣き叫ぶ壮亮。 本当にコイツは異常な程、妹を溺愛しているな。 あ、 今思った。 こんなバカな壮亮にも協力して貰えそうな事があるな。
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