おまけ(むしろこれが本編) その時暁が動いた extra

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あ、まさか…… 今、俺に追っ掛け来てくれるのを待っているのか。 俺に行くなって言って欲しいのか? 俺の心は一瞬で熱くなる。 あのバカ女が強引に言ってくるから、それに仕方なく付き合ってたんだよね? 追い掛けて来てくれると信じていたけれど俺が来なくて、俺に駆け引きをかけた自分に後悔してるんだよね。 今すぐ行くよ、ひよ。 俺は勢いよく立ち上がり、ひよを迎えに行こうとしたその時、 『Hi、Christina!』 訊いたこともない男の声が聞こえてきた。 『Mike!?』 クリスティーナが名前を言っただけでその後何も喋らなくなった。 Mike?誰だ? 「キミ、日本人?」 どうしたなんて思っていたら男から日本語が飛びだした。 「え。」 ひよは驚いた声。 「彼女は私の友達よ!」 クリスティーナが突拍子もないことを口から出した。 おい、いつの間にそうなった。
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