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ひよ、何度言ったらわかるんだ。
俺はストーカーじゃないよ。
だって俺達は相思相愛なんだから。
「クリスティーナ!」
「ヒヨリ!」
なのに何で、意気投合してる。
俺は部屋を勢いよく出る。
そしてすぐに三つ隣のクリスティーナの部屋の前。
携帯をポケットに入れてチャイムを鳴らした。
「まさか、マイクかしら……」
ポケットからクリスティーナの声。
違う、俺だ。
早く俺のひよを返せ。
「アキラよ!もうヒヨリが此処に居るって気付いたの!?本物のストーカーなのね!」
どうやら覗き穴で人物を確認したようだ。
「え!?どうしよう!」
「任せなさい、ヒヨリ!」
だが出てこない。
その後、パタパタと足音が聞こえてきた。
するとやっと目の前の扉が開いた。
「Hi、アキラ!あぁ!ヒヨリは私とパジャマパーティーをするの!ガールズトークなの。アキラは入れないわよ!」
クリスティーナが捲し立てるように日本語で早口で捲くし立てるように言った。
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