【第二部】  第九章  エール国 宮殿

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「どういうことだ?」  ロスコは問う。  しかし、それには答えず素早くルフェルは着物を元に戻した。  アユームにはわかるか?  少年の瞳は聡明な光を放った。  ルフェルは、彼が理解したと悟った。  そして、右に眼を遣った。  アユームも左に頚を振るとシビングトンが部下を引き連れ戻って来るのを認めた。
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