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あまりにも急だった為、私は思考停止した。
母は何か言っていたが聞き取れず。
結局、人が少なくなるまで私はお姉さんに守られた。
甘い匂いしたのは今でも忘れられない。
駅から降り、私はお姉さんに笑顔でお礼を言った。
電車の中にいるお姉さんは、笑顔で手を振った。
しかし、母は不機嫌になっていた。
「お母さん?お姉さんすごく良い人だったよ?何で怒ってるの?」
「当たり前でしょう。」
そう…母が怒っていた理由。
それは、相手が女性ではなく男性だったから。
しかも、私が生まれてすぐ離婚した本当の父だったのである。
―END―
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