三章

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 事務所に入ると中田さんが知らない男性たちと話終えた所で男性たちはこちらに気付くと会釈をして部屋から出ていった。 「中田さん…今の人達はもしかして刑事さんですか?」 「えっ!?…どうして刑事さん達だと解ったの?」  中田さんは驚いた表情を見せながら俺に質問してきたので孝くんから最近、心肺停止で亡くなった男性がここで働いていた事を聞いたと伝える。 「佐々木さんから聞いたんだ…そうだよ西田さんはここで仕事をしていてね…死因というかあの表情は刑事さん達も見たこと無いくらいの形相だった事と…佐々木さんの件が続いたから何かあるんでないかと訪ねて来たんだよ」  中田さんは刑事さんとの話で疲れたからなのかぐったりとソファーに座り込んで西田さんと孝くんの話をした。  そして、中田さんは少し疲れたから寝ると言ってソファーで横になる気のせいかもしれないが中田さんの目の下のくまが日に日に濃くなっているように見えた。  西田さんの事についての話を聞いた後だからか過剰に反応してるだけだと思いその時はゆっくり休めるようになるといいなと思うだけだった。
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