第1章 生まれながらの詩人、中原中也

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第1章 生まれながらの詩人、中原中也

中原中也の詩集、「山羊の歌」と「在りし日の歌」 生まれながらの詩人である、 中原中也は、 詩を書くことが生きることに、 匹敵するくらい、 たくさんの詩を、 その短い生涯につむぎだしている。 幼い頃、弟の死や、青年期の恋愛、 とりわけ、長谷川泰子との愛と喪失、 そして、詩人「富永太郎」との出合い、 さらに、小林秀雄との奇妙な三角関係、 同人詩「白痴群」の仲間である、 作家の大岡昇平、河上徹太郎など、 都会の秀才達と付き合いながら、 詩人としての生き方を模索していくのである。 私は、過去に書かれた友人達の書籍や 中原中也についてのエッセイ、評論により、 書くつもりであったが、 たまたま、諫早市出身の詩人「伊東静雄」を 顕彰する「菜の花忌」に参列させていただき、 「伊東静雄」奨励賞の表彰式の後に、 詩人・評論家である、北川透さんが、 中原中也と伊東静雄の接点と、 詩について、わかりやすく講演された。 私は、今まで、本当の詩人や評論家の、 生の肉声を、詩についての言葉を、 傾聴するのは、初めての経験であり、 感動して、思わず、北川先生に、 とても、わかりやすかったし、さらに、 詩と詩人が、好きになりましたと、 感想と感動したことをつたえました。 やっぱり、しっかりと中原中也を理解し、 評論を書かれている北川透さんの言葉は、 たいへん重みがあり、触発されました。 本当に、ありがとうございます。 image=505720200.jpg
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