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「誰だ、装置のスイッチを勝手にいれたのは!」
N博士の時と同じく、最終実験のスイッチを入れようとした直前、装置が空中に浮き、空に吸い込まれるように消えてしまった。
まさしく、反重力によって浮かんで移動したように。
M博士は、長年、反重力の研究に取り組んできた。博士の考えた磁力線による方法は、理論上、証明され、後は、実験を待つのみであったのだ。
N博士やM博士と同じようなことが、O博士にも起きた。
「誰か、止めてくれ!」
M博士の時と同じく実験の直前、実験しようとしていたスーツが、怪物のように暴れだし研究所を破壊しだした。
要請を受けた特殊警察が強力な光線で攻撃したが、びくともしなかった。
このスーツは、あらゆる攻撃から、人体を守れるよう作られていた。
近年、他の星から発見された、ダイヤモンドより硬く、いかなる熱も通さない物質からできていた。それは、研究所ごと実験装置とデータを破壊したら、忽然と消えた。
N博士、M博士、O博士は、自分たちに起きた事件が、似通っているので、力を合わせて、原因の解明に当たることにした。
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