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僕はずっと抱いていた不満をぶちまけるため、ショーケースの中で叫んだ。
「なぜ僕が少数派なんだぁ!?」
全員が一斉に僕の方を見たが、一歩も怯まなかった。
「君たちは僕の半分しかないんだぞ!」
手振りを交えながら主張する僕に、一部から野次が飛んだ。
「俺たちが普通なんだよ!」
「そうそう、小学1年生で教わらなかったの?」
野次に反応してクスクスと笑い声が聞こえた。
「なにが普通だ!1日は24時間あるんだぞ」
また野次が飛ぶ。
「それがどうした!」
「そうだ、そうだ!」
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