夢の少年

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昔のバイト先の人に聞いた話です。 これも、実話なんで短いです。 大型スーパーのバックヤード整理のバイトを始めて、そこで高田さん(仮名)という人に知り合い聞いた話しです。 私が入る前に山田君(仮名)という人が、居たそうです。 山田君は高田さんより、少し早く入ったので一応先輩なのですが、山田君の方が歳下なので普通に敬語で接してくれて、性格も明るくとても感じの良い子だったそうです。 ですが、だんだんと山田君の様子が変わって行きました。 別に嫌な感じになった訳では無いのですが、元気が無くやつれた感じがしました。 それで高田さんは 知り合って日が浅いですが、思い切って訊いてみました。 すると、真面目に聞いてくれますか? と前置きし、話してくれたそうです。 どうも、山田君の住むアパートに霊障があるらしく、悩んでいるというのです。 具体的には、ラップ音、人の声、壁の染み状のカビ。 壁の染みにいたっては、1度家主に言って修理して貰ったそうですが、なぜかそこだけ水滴が付くらしく、すぐにカビが生え出しまた染みが出来たそうです。 それと、もう一つ 夢を見るそうなのです。
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