第四話

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「わ、笑うな……。」 「ごめん。じゃあベッド行ったら、な。」 そう言って、お姫様抱っこをされながら、風呂を出て、そのままベッドに押し倒された。 「……。」 肩を持たれ、多分見下ろされてるんだろうけど……。 「み、宮?」 「待ってよ。色々、心の準備。」 「う、うん。」 こっちまで緊張してきた。 宮は何回か、深呼吸をしたあと「じゃ、外すよ?」そう言った。 僕は深く頷いて外してもらうのを待った。 ゆっくりと、宮の指が目隠しをしている紐にかかり、はらりと外れた。 何故か目をつぶってしまい「井鍋、目、開けて」言われてゆっくりと目を開けた。 「ははっ。」 宮は苦笑いをしている。 「……え……。」 思いがけない人だった為に、うまく言葉が見つからない。
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