第四話

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*** 宮がシャワーを使い終わり、帰るまで外すことは出来ない。 宮がシャワーを浴びている時は、目隠しと、手を縛られ、ベッドにくくり付けられ身動きは取れない。 後ろの後処理は、宮がシャワーから出たあとしてくれるけど、結局第二ラウンド目に入ってしまった。 「井鍋が勃たせなきゃいいんだよ。」 宮にそう言われながら、二ラウンド目は後ろから激しく突かれた。 後処理で後ろを弄られるだけで、また勃ってしまい、つい、声も出てしまい、そんな反応を見て宮もしたくなるのだと言う。 *** 「み、宮……お願いがあるんだ……。」 後処理をしてもらい、ゆっくり湯船に浸かりながら僕は、意を決して聞いてみようと、話しかけてみた。 「何?」 「うん……。あの、ね……。そろそろ、目隠しをはずしたいな、って思って……。」 僕は、ただ宮の顔を見てしたいんだよ……。 「あ、えっと、その……み、宮の顔が見て、したい……んだ……。」 「……。」 やっぱり、返事がない。 嫌われたくないし、この関係を終わらされたくなかったから、すぐに謝ろうと口を開きかけたら「いいけど、みたら、幻滅すると思う。」そう言われ何故かムキになって否定した。 ムキになりすぎたのか、宮は笑っている。
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