‘山に不時着した小型飛行船’

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‘山に不時着した小型飛行船’

我は飛行船を操縦しながら 地球の大気圏にはいった そしてオゾン層の穴があいた 所から地球に侵入 そこまでは良かった… プープープーッ プーップーップーッ 『エマージェンシー…エマージェンシー…』 上空の風が強い、飛行船が激しく揺れる このままでは墜落してしまう 我は無感情に飛行船を操縦し、緑に墜ちる ザクッ… さすが、我が冥王星の技術 どんな衝撃にも耐えうる頑丈な造り 船は壊れなかった。 我は、船の操縦席からおり 地球の大地に降り立つ 辺りを見回す我は ひんやりとした空気を感じていた はやく、人間の雄を見つけて 喰らわねば我は凍えてしまう そんな事になったら 我が司令官になんと答えればいい 風がやはり強いな どちらへ進めば良いやら 我は辺りを見回す 風は木々を揺らして 葉を鳴らし我の侵入を拒む 当然だ…我はこの星からすれば 異物のようなものだ。 なんだ、空が光った これは雷(イカヅチ)というものか 冥王星からずっと見つめてきた 自然現象というものだな。 これで雨というものが降ってきたら 我の体は火傷してしまう… やはり、この星の環境は我らを殺す。 その前にはやく人間の雄を…image=505866508.jpg
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