170529「無し」1
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170529「無し」1
「追いつめたぞ!」 良く知る濁声とともに私を数十の銃口が囲んだ。 「少しでも動いた瞬間、貴様は蜂の巣だ」 人垣を割って警部が私に近づく。私の手首に銀色の手錠がまわされた。 「捕らえたつもりの君に教えましょう」 「何!?」 驚嘆の声を引き金に、周囲を閃光が包んだ。
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