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「ねぇ、アキちゃん。
今日もカブトムシがいっぱい捕れるかな?」
「もちろん、いっぱい捕れるよ。
この森にはカブトムシがいっぱいだから」
私は約束通りアキちゃんに会って、アキちゃんとカブトムシを探していた。
田舎の森は、都会にはない発見の連続だ。
私は夢中になって木々を渡り歩き、カブトムシを探していた。
「ねぇ、真美ちゃん。
もっと森の奥に行ってみようよ。
カブトムシがたくさんいるよ」
「でもアキちゃん、あんまりに森の奥に行くと、道に迷うよ」
「真美ちゃん、平気だよ。
私がいるから。
私はこの森で迷子になんかならないよ」
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