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いつだって誰かが待っているとは限らない
いつまでも味方でいるなんてまやかしだ
記憶の海は必死にしがみつかなければ
荒く揉まれていつしか溺れるだろう
繰り返される日々の情報は多くて
片隅に残るは努力の結晶なのだ
それでも願ってしまう我儘よ
私をどうか忘れないでいて
月並の渦へ飲まれるまで
暗闇へ堕ちるときまで
誰からも消えるまで
私は生きてゆける
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