epilogue

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「桃……好きやで……桃」 すっかり溺れている自分に気づいたのは同じように溺れている人が目の前にいたから。 このままふたりでどこまでも沈んでいけばいい。 誰もいない深いところまで。 「なあ、桃ちゃん」 「ん? なあに?」 「桃ちゃん、ウチ来る?」 「え? もう来てるよ?」 素でその返事?
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