海の腕

2/11
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/11ページ
幼い頃、浮き輪をすり抜けて海に落ちた。 幻想的な世界が目の前に広がり、魚たちの泳ぎを眺めていた。 場面が変わり、いとこの家のリビングで目が覚めた。 危うく溺れ死ぬところを父に助けられたらしい。 下手をすれば目覚めることはなかったのかもしれない。 だから海は怖い。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!