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「迎撃陣形つくれ。２時半方向の敵には、５体で当たってくれ。ぼくは後方から支援する。ガードはジャクヤについてもらう。ジャクヤはこの戦闘フィールドに呪力を全面発動だ」
タツオはもう後方からの指揮に慣れているようだった。ジャクヤが守備につくのは、攻撃力が劣るからだろう。
「５体の指揮はジョージに任せる」
「了解。ひとつ作戦があるんだ、具申してもいいか」
「了解」
タツオは未来の自分自身のなかに閉じこめられたまま必死にこの状況を把握しようとしていた。ここはどこだ。ジャングルなど北不二演習場の近くにあっただろうか。
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