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何だ今の爆発音は。 『長谷川さん今の爆発音って一体、』 「………。」 『あれ、長谷川さん?』 「………。」 『??まぁいいや。それより早くお店に行きましょ、』 あれ。 さっきまであった建物がないぞ。 『え。まさかですけど長谷川さ、』 「おぉぉぉぉぉぉぉぉい銀さぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!てめぇぇら何してくれてんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 さっきまで建物だった瓦礫の山へと走る長谷川さんを私も追いかける。 まさかだけど本当にまさかだけど、私はもしかしてこの数秒間で仕事と家を失ったんじゃないだろうか。 「何してんだよ銀さん!!!どういうことだよこれ!!!」 瓦礫の埃の舞う中に見える人影に向かい長谷川さんが怒鳴っていて、その視線を辿ると砂埃のせいかキラキラと輝く銀髪をした一人の侍の姿が見えた。 「うるせーなぁ。ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ。発情期ですかこのや、ブフォォォ!!!」 『おいコラ。何してくれてんだアンタ』 「お前こそ何すんだテメェ!!急に飛び蹴りするやつがあるか!!!」 『急に人の仕事場と住居を破壊するやつがあるかァァァァ!!』 「イテテ…。え、なにお前。つーか誰?おい長谷川さん。このバイオレンスな姉ちゃんアンタの知り合い?」 「さっき話してただろ!今日から住み込みで働いてもらう予定だったバイトの子だよ!!この店で寝泊まりして働いてもらう予定だった女の子だよ!!」 『あれ。過去形にされているぞ』 「あーそういやそんなこと言ってたな。おい姉ちゃん。労働ってのは楽しいことばかりじゃねぇが頑張れよ」 『その労働がアンタのせいでできなくなったんですけど』
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