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『じゃあ、神尾みすずで』
うん、それairのゴールして死んじゃうヒロインな。
あと一つ言える事だが、この人ゲーマーだ。
『ちっ!佐々木蘭子っす。』
やっと本物っぽい名前が出たな......あれ?同じ学年に同じ名前の女子が居たような....
けど上品な良いとこのお嬢様だったような..
『あっ!それ私だよ』
...さて、本名と学校での猫かぶりが確定したとこで一つ問題がある。
それは僕がまだパンツ一丁でベッドから出ていないと言う事なのだが...
『どうぞ私に気にせず着替えて。って言うか着替え見せろ。私気になります!』
千反田える(氷菓) はそんな事絶対に言わんぞコラ!
とりあえず着替えの為に蘭子を部屋から追い出した。
が、ドアを少し開けてこちらを見ている片目が...
何はともあれ、無事に着替えた僕は両親の居る居間に到着した。
父と母の他に蘭子がさも当然のように朝食を食べようとしている。
『親父、説明してくれるんだろうな。』
僕の記憶が確かなら佐々木蘭子は親父の会社の役員の孫のはずだ。
『大悟(僕の名前)、佐々木蘭子さんを当分の間 我が家に居候する事になってしまったんだ。』
はぁ?女子と暮らしてるとかバレたら友達呼ぶ時面倒臭いじゃん!
『仕方ないんだ、わが社の海外展開で佐々木取締役が臨時で管理する事になってな。』
まあ親父の会社の事情は解った。それなら蘭子も海外に行けば良いじゃん。
こう言っちゃなんだけど年頃の同年代の男子の住んでる家に預けるかね。
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