Ⅰ.現代のプロローグ 2

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(それにこいつ、さっきとなんか変わってないか。あの連中にも置き去りされた感じだしな) 聖斗はそう思いながら、アヤナの方をみていた。アヤナと視線が一瞬合い、アヤナから逸らした。そんな二人を見ながら、警察を名乗る男は話を続けた。 「繰り返すが警察だ。もっと言えば警察の中でもジャンルは変わってくるがな」 「もしかして、公安ってやつですか?でも、なんでそんな人が俺たちに」 「公安があたしたちに関わる理由がわからない。いつもなら町の警官なのに」 聖斗は警察官がジャンルは変わってくると聞き、何となく思いついたのが“公安 ”だった。それに続いてアヤナも公安だとしたらなぜ町のトラブルいや喧嘩に介入するのか不思議に感じていた。警察官を名乗る男はそれを聞いて・・・。 「君の言う通り、俺は公安さ。君は感が鋭いな。もしかして力関係しているこもしれないな。そっちの子も公安の俺がなぜこんなところにいるといったが、それはもちろん訳があるからだ。何もなければ、通常の対応で二人とも警察署行きのところだぞ。つまり、問題は君達だ。君達が中心なんだよ」 言われた二人は驚きの表情を出していた。
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