美青年店主との出逢い

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それは、私の9歳の誕生日に母がプレゼントしてくれた本。 パリで暮らす女の子が、両親が共働きで留守の夜、恐怖心から当てずっぽうに電話を掛けた。 電話に出たのは純朴な田舎の少年。 その夜から、2人は電話を介して友情を深めていく。 そして、徐々に2人は…… 夢見がちな少女だった私は、すっぽりとそのストーリーにハマった。 フランスパンの焼ける匂い。野原に咲く白と紫のリラの香り。農場に降る優しい雨の音。 素敵な異国の風景がページをめくるごとに溢れてくるそんな本。
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