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運命の…
欲しい本が見つからなくて、何軒も本屋を回って、やっと見つけた本に手を伸ばした。
その時、偶然同じ本を取った二人。
そこから恋が始まる…なんて、あり得ないのだ。
現実は…。
「ちょっと。その本はワタシが先に見つけたんですけど?」
「いや。俺の方が先だね。」
「レディーファーストってもん知らないのかしら?」
「んなもん知るかよ。他、当たれや。」
「そっちが、違う本屋に行きなさいよ。」
…と、この二人が運命の出会いになるとはない。
―END―
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