極道とわ。by愛衣 亭(ai tei)

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これは大阪を舞台にしたありそうでない漫画の様なフィクションの妄想願望バリバリなヒッキー女のお話です。 途ある日のこと。。。 定期が今日までだったから仕事帰りにちょっと大阪ドームの方まで行ってみようと思ったのだ。 帰りの梅田行きの電車の中は少し混んでいたので、つり革に仕方なく掴む。 前に座ってるスーツの男の首元から蛇!?みたいな顔の模様が見えてガン見してしまった。 それを男に気づかれ、 「何見てるんや!」と鬼の形相で睨まれた。 私は思わず、 「襟元から蛇が見えてます。」と言ってしまった。 この男、ヤクザかもしれん。。。殺される。。。 でも何でヘビ?掴んだら離さないって意味? ヤバイ。。。次の駅で降りよう、と思ったら梅田に着いた。 ここは、撒(ま)くしかない! 私は我先に降りて第四ビルに向かった。 なんだか地下はいつもより騒がしい。 行き交う人の話では乱闘騒ぎがあった様。 「やだなぁ~絡まれたら。」とか思いつつ歩いていると、あの男がしゃがみ込んでいた。 「えっ!待ち伏せ!?された??」。。。ボコボコか、刺されるか、( ;∀;) それより何故、私より先に居る?何故、私が第四ビルのしかも地下に来る事を知っている? ここは気が付かないフリをしてさっさと逃げよう。。。 と
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