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鑑定
洗濯物を干し終えて理美が一息ついて
いると着メロが鳴った。光弘だった。
「今日暇か。」
「暇です。」
「暇ならデートしようぜ。」
「どこで?」
「体育館地下空手道場。」
「それじゃデートじゃなくて稽古ですよ。」
「どっちでもいい。出て来いよ。」
「わかりました。今から行きます。」
理美は誰もいない空手道場で正座していた。
「そんなとこに座ってると風邪ひくぞ。」
「先輩が遅いから。三分の遅刻です。」
「厳しいなぁ。」
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