あとがき

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わずか60ページ、既出短編のツギハギですが、連載終了、完結あとがきを迎えました。 わずか60、されど60。 私にとっては、単作としてはとても書けないページ数(笑) 恋愛モノ苦手な短編書きの私には夢のまた夢、むしろ禁断の世界だった、 『大人の恋カテゴリで連載』! すごいぞ自画自賛!! 人気作家の気分だけ(笑)味わわせていただきましたm(__)m 読んでいただいた皆さま、ありがとうございます。 同じ登場人物で、番外編、番外編と、いろいろなシーンをバラバラと積み重ねていましたが、 今回それらをひとつの形にまとめることができ、それを「楽しみだ」とおっしゃって下さるかたがたがおいでになったこと、本当に幸せです。 この機会に、と、 構想だけ暖めていた友弘と美佐恵のなれそめを5章目に入れようと、 連載開始と同時に『浜辺の定食屋』として書き始めました。 5章目だからと高を括ってのんびり書いていたら意外に長くなりまして、 この章の公開が始まった時、実はまだ後半は未完成で(^o^;) ストックがなくなる、という連載の焦りと自転車操業の苦しみも、 存分に味わわせていただきました(笑) この物語、基本的には三人称で物語が進み、それぞれの章で主人公が変わります。 おまけに、章の主人公の思いをあちこちに挿入しているため、章内も、全体としても、かなり中途半端な三人称物語になり、 読みづらかったかと懸念していますが、 全体通しては友弘が主人公のつもりで構成しました。 また、初めてお読み下さった皆さまがた、 元来が独立短編だったため、同じような説明が各章各章に出てきて、まどろっこしかったことと思います。 懲りずに最後まで読んで下さり、感謝感謝でございますm(__)m この作品は、私が細々と連載している1話完結の短編集『BGM Story』中で、 『綾子と良弘・友弘兄弟』が登場する短編全6話を基調としています。 ……と言っても、各短編の順番を決めて章ごとに収めた、ってだけの代物です。 各短編は特定の曲をモチーフにして書いていますので、それぞれのテーマもバラバラです。 原作は、 『初恋』(村下孝蔵) 『君は君の誇り』(中西圭三) 『瞳を閉じて』(荒井由実) 『探偵物語』(薬師丸ひろ子) 『袋小路』(太田裕美) 『岬めぐり』(山本コータローとウィークエンド) よろしければチラリと、それぞれの初出時の話などに、もう少しお付き合い下さいませ。
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