圧倒的絶対神ワタル

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思わず、「何だ、これは」と漏らしてしまう。言葉を漏らすことは糞尿を漏らすことと同等の羞恥を掻き立てる。しかし、斯様なことはどうでもいい。
言の葉だろうと糞の尿だろうと、好きなだけ吐き出せばいいのだ。
糞の尿だろうと言の葉だろうと、ありったけ垂れ流せばいいのだ。
それよりも、こんなことが現実に有り得るだろうか。サッカーの練習をしにグラウンドへ来てみたら、ゴールポストが捻じ曲がっていたということが。アンビリバボーでも観たことがない奇跡体験ではないか。
ジョジョでも読んだことがない奇妙な冒険ではないか。世にも奇妙な物語ではないか。渡る世間は鬼ばかりではないか。最後は関係ないようで関係ある。この作品の主人公の名前もワタルなのだ。お後が宜しいようで。