文化祭盛ん部

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 昼下がりの土手に、二人の男子高校生が寝転がっていた。空は青く、雲は白い、気分の良い日だった。  「俺さ、考えたんだけど、文化祭盛ん部ってどうよ。」 「文化祭盛ん部?何それ、文化祭実行委員と何がちがうわけ?」 「一年中、文化祭のことを考える部活。」 「意味わかんないんだけど、何の意味があるわけ?」 「意味はない。ただ、文化祭盛ん部って逆から読むとどうよ?」 「文化祭盛ん部、、、ぶんかさいさかんぶ、、、って、ちょ、逆から読んでも、ぶんかさいさかんぶ、じゃん。すげー。」 「だろ、で、そんな部活を作ったらどうかと思ったわけよ。」 「すげー、何それ。」  遠くで、にぎやかな声がする。校門に建てられる、文化祭のモニュメント兼入口が、立ち上がってゆく。空は青く、雲は白い、気分の良い日だった。
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