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そこで斎藤に提案された
2人、公園のベンチで座っている時
付き合ってはいないけど、週末は私のバイト帰りに迎えに来てくれて、何気ない話をする
1回、1時間ぐらい
時間は短いけど、私はそれで幸せだった
彼女になれなくても
特別な存在であるには違いなかったから……
斎藤の私への提案は『一緒に勉強しよう』だった
週末の図書館で
そしたら、一緒にいれる時間が増えるって
そして、進学の事を聞かれた
私は漠然としか考えていない事を告げると
「そんな奴だったら母さんはいつまでも交際は認めてくれない」
と言われた
ガーン
ショック……自分が否定されて
でも、それが現実
斎藤が言っている事は間違いではない
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